書評:平尾誠二『理不尽に勝つ』感想。気合では理不尽には勝てない。

こんにちは、ヒカルです。
今日は元ラグビー日本代表選手であり監督の
故・平尾誠二氏の著作『理不尽に勝つ』を読んでみました。
Amazonのレビューを見ても評判が良いらしいということで手に取りました。

 

私は経営者としての心構えを、
一流のスポーツ選手からも学ばせていただくことが多々あります。
平尾氏も一流の選手・監督であることには間違いありません。

ただ、著作の内容はというと、
「理不尽さを乗り越えて人は成長する。」 という主張にはおおむね賛成できるものの、
肝心な点が抜けているなと感じました。

嫌な上司に、ムカつくクライアントなど、世の中には理不尽なことが多くあります。
そのような嫌な人がいたら、逃げたくなるのが人間です。

ですがこの本では、嫌なことから逃げたくなる心をどうやって制御して、立ち向かえる強い心を得られるのか?という点に触れられていないんですね。

私自身、「ヒカルさんってなんでそんな心が強いんですか?」と聞かれることがあり、
そのたびに「心が強いんじゃなく、強くならざるを得ない環境に自分を追い込んだだけですよ」と答えています。

理不尽に逃げずに立ち向かうには、
ちょっとしたコツがあるんですよね。

その方法を踏まえていないと、本を読んだだけでは「わかっちゃいるけど、無理だよ…」となりかねないなと思ったので、今日は私の視点からレビューしていこうと思っています。

『理不尽に勝つ』の要約まとめ

あえて分かりやすく、
ラフにまとめるなら、
『理不尽に勝つ』の要約はこうなります。

・世の中って理不尽だなぁと思うことが多いよね。
→けど、理不尽って構造上、なくせないものだよね。
→理不尽さを変えるのは無理だから、むきあって乗り越えていこう。そうすれば成長するよ。

という内容です。

具体的なエピソードを見ていくと分かりやすいです。

理不尽な出来事を成長のチャンスに変えられるか?

平尾氏が監督時代に多くの選手を見てきた中で、
どんなに才能があったとしても、
絶対に伸びない選手というのがいたといいます。

それが、人のせいにする選手です。

チームの他のメンバーのせいで試合に負けたとします。
「ちくしょう、あいつのせいで!」と、
そのメンバーのせいにしたくなる。

けれど伸びる選手は、人のせいには決してしません。

「もし、俺がこういうふうに動いていれば、あいつはこういう違うプレーができたのでは?」
と、考えるのです。

確かに直接の原因はあいつのせいであるけど、
もっと自分にできたことはないか?と、間接的に自分に責任がないか考えるわけですね。

こういったことは
もちろんスポーツではなくても、
仕事でもよくあるシチュエーションかと思います。

理不尽なことに思えても、ただ理不尽だ。と切り捨てるのではなく、
向き合って乗り越えることで成長できるよ。
というメッセージなのだと私は解釈しました。

確かにその通りですが、
それでもムカつく時は、どうしたら良いのでしょう?
誰もが「あいつのミスも俺の責任だと思って頑張るぞ」と思えるわけではありません。
内心、くそーと思ってしまうでしょう。

そんな時でも心をコントロールできる方法が、丁寧に書いていないなと感じました。

平尾誠二氏の「理不尽さから逃げずに乗り越えれば成長できる」考えには賛成

私は平尾氏「理不尽さから逃げずに乗り越えれば成長できる」という主張には、
全面的に賛成できます。

この本を読んで、
東京喰種の
「この世の不利益はすべて当人の能力不足」
というセリフを思い出しました。

(※平尾氏はそこまで極端には主張をしていなくて、
理不尽で努力ではどうしようもない場面もあると前置きしていますが)

私自身、事業を始めたばかりの21歳の頃には、
他人のせいにしたくなることがよくありました。

例えば、外注さんを雇った時のことです。
私はこれまでに50人ほどの外注さんを雇ってサイトを運営してきました。

そのほとんどは非常に一所懸命働いてくれる方でしたが、
中には明らかに手抜きの記事を納品してくる人もいました。

そんな時、
「なんだこの手抜き記事は、ナメてるのか!」と、
最初はぷりぷり怒ってしまっていました。

けれど、理不尽だと怒っていても、
事態は一向によくなりませんでした。

そこで考え方を変えました。
外注さんが変わらないなら、自分が変わるしかないのです。

例えば、採用の時に、
手を抜く人を選んでしまったのがいけなかったんだ。
次は採用のやり方を変えてみよう。

などと、自分の業務プロセスを見直していったんです。

そうして採用の基準を上げた結果、
レベルの高い人ばかりを採用することができ、
良質な記事が納品されるようになったのです。

結果、サイトは順調に育ち、
収益は右肩上がりに増えていきました。

外注さんに怒っていた時はわれを失って、
自分にも直せるとこがあるんじゃないか?という視点にはなれていなかったなと、
反省しましたね。

理不尽に勝つ思考は役割が作る

このように、私は、
経営者になって責任ある立場になってはじめて、
人のせい思考→自己責任思考へと変わることができました。

それにより、
ビジネスが上手くいくようになったんですね。

ただし、
もしも起業していなかったら、
今頃まだ人のせい思考のままだった
と思います。

もしも私がサラリーマンの平社員だったら、
たとえ事業で1億円の大損失を出してしまっても、
1億が自分自身の借金になることはありません。

最悪でも減給か、クビになるだけです。
責任の範囲が知れているのです。

そういった意味では、
良くも悪くも、サラリーマンは守られています。

そのような環境にいたとして、
仮に自分ではなく、同僚が大失敗をして、1億の損失を出したとしましょう。

その時に、
「私にもできることはなかったんだろうか?」
などと自己責任論で考える自信は私にはありません。

あいつのせいだ、
まぁ私には関係ないけどね。と思ってしまうと思います。

けど、立場が社長だったら?
「いや、部下のあいつのせいなんですよ」なんて言おうものなら、
何言ってるんだこの社長は!と株主に責められて、クビでしょう。

もちろん、責任ある立場というのは社長だけではありません。
上司になれば、部下に対しての責任があります。

そのような立場なら、
自分にできることはなかったか?と嫌でも考えざるをえないのです。

つまり、
理不尽だなーむかつく。と思ってしまうのは、
責任がない守られた立場にいるからなのです。

失敗しても自分に痛みを伴わなければ、
人のせいにしていたほうが気分も楽です。

私が気合では理不尽には勝てない、と思っているのには、
そんな理由からです。

自分がつい人のせいにしてしまう。そんな自分が嫌だ。というのであれば、
環境を変えるのが手っ取り早い解消法です。

責任ある立場をあえてとってみる。
それが、思考を変える近道だと私は思います。

7年前までぺーぺーの大学生だった私も、
経営者、という責任ある立場になったからこそ、
平尾氏のような自己責任論を持つことができました。

もしも責任のない立場のままだったら、
他人を責める思考のままだったと思うのです。

そういった意味で、
私は起業をして環境を変えたおかげで、本当に成長できたなと感じてます。

金銭的なメリットも計り知れないものでしたが、
精神的成長はそれ以上の収穫でした。

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